みせなが会議~ドラッグストアの歩き方~

登録販売者とFPの資格を持つみせながと申します。ドラッグストアにまつわる話とお金の話を書いていきます。小売業界の店長の初心者~中級者の方に読んで頂ければ幸いです。簡潔明瞭に一つ一つの記事は短めを意識しています。好きな成分はアラントインです。

購買に結びつきやすい陳列の高さとは?

【結論】手を伸ばしてストレス無く取れる高さ。一般的に男性が70(130)~160cm、女性が60(120)~150cm、子供は80cm以下の高さ。ゴールデンゾーン。

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お疲れ様です。みせながです。

皆さんは買い物をする時に、背伸びやしゃがんで物を取らなければ行けない状況が続いたらどうでしょうか?買い物しづらい店だと感じると思いますし、そもそも単純に疲れてしまいますよね。きちんとしたお店では、良く売れる商品や話題の商品は、意識してこの位置に陳列されている場合がほとんどです。店舗としても上記の他に、売りたい商品や、付加価値のある商品はこの位置に陳列します。かといって、すべての商品をゴールデンゾーンには置けないですし、上段も下段も使って、品揃え豊富にしたい。このゴールデンゾーンに何を置くのかが、その店の個性であり、カテゴリの売上・利益を決めると言っても過言ではありません。

チェーン店だと概ね陳列が統一されており、企業として売りたい商品がこの位置に来るわけです。私の場合はスポットで展開する様な、ケースカットした商品もこの高さを意識して積み上げています。また、下段の棚を手前に繰り出してあげることで、下段の商品は見やすくなり、ゴールデンゾーンではなくても、視認性、購買率が上がると言われています。私は、一定の通路幅が確保できる(買い物カートが2台余裕を持ってすれ違える程度が目安)箇所の下段は、繰り出して視認性を上げています。お客様に商品を見つけてもらう事で、購買率を上げて売上を確保していきたいからです。さて、商品を見やすく、手に取りやすいのがゴールデンゾーンということは、客層に因って変わってくるわけですが、仮にお客様の99%が腰の曲がったお婆ちゃんだけだったら、どうでしょう?お客様の99%がバスケットボール選手並みの高身長だったら?小学生だったら?


ここに店舗の従業員の生の情報と感覚が生きる余地がある。と、私は考えています。こういう店舗色を出せるだけの余裕を産み出すためには、業務の効率化と従業員教育は必要不可欠であり、楽しみの一つであると日々思います。よく行く店舗の『色』を見つけるのも面白いかもしれません。

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